Nara Visiting Nursing Conference

  • 〒634-0074

    奈良県橿原市四分町252−1

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ごあいさつ

 皆様にはますますご健勝のことと存じます。
 平素は、奈良県訪問看護ステーション協議会の活動に際し、関係機関、関係団体のご支援ご指導に厚く御礼申し上げます。
 また、令和5年度(第27回)定時総会を迎えるにあたり、皆様からのご協力・ご支援に心より感謝申し上げます。

 さて、新型コロナウイルスの発生から、はや4年が経過しました。今年度は、感染対策の緩和が次々と行われるようになり、窮屈な日常から少し解放されたように、私自身は感じております。
 そこで今年度の研修は、対面形式も徐々に再開予定としており、延長されていた新任訪問看護師の交流会も開催を検討しております。今年度は、研修を通して他事業所の方との交流や情報交換が活発になってくれるのではないかと期待に胸をふくらませています。
 さらに、今年度の研修のひとつに、奈良県専門看護師認定看護師協議会、特定ならネットワークと共同シンポジウムの開催を予定しています。ひとりでも多くの方にキャリアアップに挑戦頂ける支援体制づくりが目的です。その背景として、厚生労働省は第8次医療計画において、特定行為研修修了者の就業者拡充を目標に掲げています。そのため、訪問看護ステーションに所属する看護師が円滑に特定行為を実施することができるよう、特定行為手順書の作成・検証に係る会議費等への補助金も予定されており、県全体で取り組んでいくことが予測されます。このような動向から、訪問看護師の重要な役割がクローズアップされる一方、その質の向上やより高い専門性が求められることとなっています。また、令和6年度は、医療報酬、介護報酬の同時改定があります。訪問看護ステーションへの報酬がどのように変わるのか、現時点では明確な情報はありませんが、影響の大きな改定になるものと思われます。今後の動向をタイムリーに情報発信を行うと共に、報酬改定研修でしっかりとお伝えしていきます。

 なお、私事ですが会長任期は今年度で終了となります。戮力協心して、皆様と一丸となり最後の年の課題に取り組んでまいりたいと思っております。

  最後になりましたが、会員皆様方の益々のご健勝とご活躍をお祈り申しあげます。

  • 2023年5月吉日
  • 一般社団法人奈良県訪問看護ステーション協議会
  • 会長 小林千恵子